どんなに良い補綴物を入れても、噛み合わせるための機能組織に問題があるとその良さを実感できません
当院では、筋機能訓練をベースにした咬合治療を行なっています。咬合治療というと、被せ物の高さを調整して咬合を改善することが多いですが、筋機能訓練を行なって筋機能を鍛え、改善することで根本的に、より良く問題を解決していくことができます。
噛む筋肉が凝っているということは意外に多く、筋肉をストレッチしてほぐすことで筋肉の疲労、凝りが取れ、お口の動きがスムーズになり、開きにくかったお口が開けやすくなります。また、口腔運動の異常がある場合には、それも筋機能訓練によって修正していくことができます。
噛む筋肉の力が強すぎる人もいます。筋肉の力が強すぎると、歯と歯のぶつかりが強くなってしまい、せっかく入れた詰め物や被せ物が欠けたり壊れてしまったり、上手に噛み合わせができなくなってしまったりといった問題が起こりやすくなります。
筋機能訓練をすることで、その人が持つ適性筋力に戻すことができ、お口のトラブルを起こりにくくすることができます。
スポーツや力仕事をしている人はもちろんですが、例えばデスクワークをしている人の場合でも、主婦の方でも、仕事や家事などに集中している時についつい歯を食いしばってしまっていることがあります。
このようなことが繰り返されることにより筋肉は疲労し、顎の痛みや頭痛、肩こりなどさまざまな不快症状を引き起こす原因となります。
筋機能訓練を行うことで、このような筋肉の疲労を軽減することができます。